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燃え尽き症候群の手引きを徹底解説

[2025.08.18]

目次

  1. はじめに

  2. 燃え尽き症候群とは?

  3. 主な症状

  4. 原因と背景にある要因

  5. 発症しやすい人の特徴

  6. 関連する疾患との違い

  7. 日本で増えている現状と社会的背景

  8. 自分でできる対処法

  9. 医療機関で行う治療法

  10. 受診を検討すべきサイン

  11. 横浜・関内・馬車道で心療内科をお探しの方へ

  12. FAQ(よくある質問)

  13. まとめ


1. はじめに

「頑張らなければいけないのに体が動かない」「気力がわかないのに仕事は山積み」――そんな感覚に苦しんでいませんか?
それは単なる疲労ではなく、燃え尽き症候群(バーンアウト症候群)かもしれません。

近年、厚生労働省の調査でも20~40代のビジネスパーソンの約3割が“強い心身の疲弊”を感じているというデータがあり、特に「働き盛り世代」に深刻な影響を与えています。


2. 燃え尽き症候群とは?

燃え尽き症候群は、精神科医フロイデンバーガーが1974年に命名した概念で、慢性的なストレスにより情緒的に消耗し、心身のエネルギーが枯渇した状態を指します。

WHO(世界保健機関)も2019年に「職業性ストレス障害」として国際疾病分類(ICD-11)に明記しており、医学的にも重要な位置づけがなされています。

👉 つまり「一時的な疲れ」ではなく、ストレスが長期化することで心が壊れてしまう病態なのです。


3. 主な症状

燃え尽き症候群は3つの柱で説明されます。

  1. 情緒的消耗感
    常に疲れ果てた感覚。休んでも回復せず「もう頑張れない」と感じる。

  2. 脱人格化(シニシズム)
    他人や仕事に対して冷淡・無関心になる。「どうでもいい」「意味がない」と感じる。

  3. 自己効力感の低下
    自分の能力を過小評価し「自分には価値がない」と感じる。

さらに、身体症状として頭痛、胃腸不調、動悸、不眠などを伴うことも少なくありません。


4. 原因と背景にある要因

燃え尽き症候群の背景には複数の要因が絡み合っています。

  • 長時間労働:慢性的な残業や休日出勤

  • 対人ストレス:上司の叱責、顧客対応、同僚との摩擦

  • 成果主義:数字・評価へのプレッシャー

  • 職場環境:人員不足、過度の責任感、ハラスメント

  • 性格的要因:完璧主義、責任感が強すぎる、断れない性格

👉 特に「自分さえ頑張れば解決する」と考えがちな人は要注意です。


5. 発症しやすい人の特徴

  • 真面目で几帳面

  • 他人に頼れず抱え込む

  • 仕事に強い使命感を持つ

  • 自己犠牲をいとわない

  • 周囲の期待に応えようとする

「頑張り屋」ほどリスクが高いという逆説的な特徴があります。


6. 関連する疾患との違い

燃え尽き症候群は、うつ病や適応障害と似ているが異なる病態です。

  • うつ病:仕事以外の生活面にも抑うつ症状が及ぶ。快感消失が顕著。

  • 適応障害:明確なストレス要因に反応して症状が出る。

  • 不安障害:動悸・過呼吸・予期不安などが主体。

  • 燃え尽き症候群:特に仕事や対人援助職でのストレスに直結。

👉 自己判断が難しいため、医師による鑑別診断が必須です。


7. 日本で増えている現状と社会的背景

日本では「過労死」という言葉があるように、働きすぎによるメンタル不調が社会問題化しています。
特にIT業界、医療・福祉職、教育現場での燃え尽き症候群が急増。

背景には:

  • 働き方改革による逆の負担増

  • テレワークによる孤独感

  • SNSでの常時接続ストレス

👉 「頑張ることが美徳」という文化も燃え尽き症候群を助長しているのです。


8. 自分でできる対処法

  • 睡眠・栄養・運動の生活リズムを整える

  • 趣味やリフレッシュの時間を確保

  • 信頼できる人に相談する

  • 仕事の優先順位を見直す

  • 深呼吸・マインドフルネス瞑想を取り入れる

ただし「セルフケアで改善しない」「悪化する」場合は早期受診が必要です。


9. 医療機関で行う治療法

  • 薬物療法:抗うつ薬・抗不安薬などを症状に応じて処方

  • 精神療法:サポート的カウンセリング

  • 環境調整:休職、労働時間の見直し、診断書発行

  • 生活支援:食事・睡眠指導、ストレスコーピング

👉 特に早期治療での回復率は高いことがわかっています。


10. 受診を検討すべきサイン

  • 出勤前に強い吐き気や憂鬱を感じる

  • 無断欠勤が増える

  • 人と会いたくない

  • 「消えたい」と考えることがある

  • 趣味や食事が楽しめない

これらは心療内科や精神科受診のサインです。


11. 横浜・関内・馬車道で心療内科をお探しの方へ 🌿

当院「ココロセラピークリニック横浜関内馬車道」は、燃え尽き症候群やうつ病など働く人のメンタル不調に特化しています。

  • 🚉 駅近(関内駅・馬車道駅・桜木町駅から徒歩圏内)

  • 🌱 人通りが少なく静かな環境で安心して通院可能

  • 💳 自立支援医療制度対応で医療費軽減

  • 🖥 オンライン診療あり

  • 📅 予約が取りやすく、待ち時間も短い

🌿 「怠け」ではなく「病気」です。
心の限界を感じたら、どうか一人で抱え込まずご相談ください。


12. FAQ(よくある質問)

Q1. 燃え尽き症候群はどのくらいで治りますか?
👉 軽症なら数週間~数か月で改善。重症の場合は半年以上かかることもあります。

Q2. 休職は必要ですか?
👉 症状の程度によります。医師の診断で、診断書を発行して環境調整を行います。

Q3. 薬に頼らず治せますか?
👉 軽症ならセルフケアで改善可能ですが、中等度以上では薬物療法が効果的です。

Q4. 燃え尽き症候群は再発しますか?
👉 環境要因が改善されなければ再発リスクあり。定期的なメンタルケアが大切です。

Q5. 家族が燃え尽き症候群かもしれないときは?
👉 「怠け」と決めつけず、まずは受診を勧めることが大切です。


13. まとめ

燃え尽き症候群は「頑張る人ほどなりやすい」心の病気です。
放置すると深刻化しますが、適切な治療と休養で回復可能です。

横浜・関内・馬車道で心療内科をお探しなら、ココロセラピークリニック横浜関内馬車道へご相談ください。
あなたの「心のエネルギー」を取り戻すお手伝いをいたします。

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