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大人のためのADHD診断

[2025.04.08]

ADHD(注意欠陥・多動性障害)について、自分や身近な人が該当するのか気になっていませんか?本記事では、大人のための簡単なADHD診断チェックリストを紹介していきます。

ただし、結果はあくまで参考情報として活用し、医療機関での正確な診断を受けることをおすすめします。これらの情報を活用して、自分の特性を理解し、適切な対応方法を見つけてみましょう。

 

ADHD診断・チェックリスト

【質問グループA】

  1. 学校や仕事、日常の活動において、細かいところに注意を払えず、ケアレスミスが多いと感じますか?
    • はい / いいえ
  2. 作業や遊びに集中し続けることが難しいと感じますか?
    • はい / いいえ
  3. 話しかけられても、聞いていないように見られることがよくありますか?
    • はい / いいえ
  4. 指示を最後までやり遂げられず、途中でやめてしまうことが多いですか?
    • はい / いいえ
  5. 課題や仕事を整理することが苦手だと感じますか?
    • はい / いいえ
  6. 精神的な集中を要する活動や課題を避けたり、後回しにしたりすることが多いですか?
    • はい / いいえ
  7. 家や職場で物を頻繁になくすことがありますか?(例:鍵、財布、文房具など)
    • はい / いいえ
  8. 外部の刺激で簡単に気が散ってしまうことがよくありますか?
    • はい / いいえ
  9. 日常の予定や用事を忘れがちだと感じますか?
    • はい / いいえ

【質問グループB】

  1. 座っているときに手足をそわそわさせたり、落ち着かなくなることがありますか?
    • はい / いいえ
  2. 必要のない場面で席を離れてしまうことがありますか?
    • はい / いいえ
  3. 不適切な状況で走り回ったり、高いところに登ったりすることがありますか?(成人の場合、心が落ち着かない感覚を含みます)
    • はい / いいえ
  4. 静かに過ごすことや遊ぶことが難しいと感じることがありますか?
    • はい / いいえ
  5. 常に動いているように感じたり「エンジンで動いている」ように見られることがありますか?
    • はい / いいえ
  6. 過剰に話しすぎることがありますか?
    • はい / いいえ
  7. 質問が終わる前に答えてしまうことがよくありますか?
    • はい / いいえ
  8. 順番を待つのが苦手だと感じますか?
    • はい / いいえ
  9. 他人の会話や行動に割り込んだり、邪魔をしてしまうことが多いですか?
    • はい / いいえ

診断結果

  • 質問グループA:
    6つ以上の質問に「はい」が該当する場合、不注意が強いADHDの可能性があります。
  • 質問グループB:
    6つ以上の質問に「はい」が該当する場合、多動性・衝動性が強いADHDの可能性があります。
  • 質問グループAおよび質問グループB:
    各グループの質問で5つ以上「はい」が該当すれば、混合型のADHDの該当の可能性があります。

 

 

ADHD3つのタイプ

ADHDは以下の3つのタイプに分類されます。診断チェックリストの結果をもとに、自分の特徴を理解しましょう。

1. 不注意優勢型

不注意の項目に該当する症状が多い場合、こちらのタイプに該当します。集中力が持続しにくいのが特徴です。

2. 多動性・衝動性優勢型

多動性や衝動性の項目に該当する症状が多い場合、このタイプです。エネルギッシュでじっとしていられない行動が目立ちます。

3. 混合型

不注意と多動性・衝動性の両方の項目に該当する場合は混合型です。最も一般的なADHDのタイプとされています。

ADHDとの向き合い方

ADHDと診断された場合、まずは自己理解を深めていくことが向き合い方の第一歩です。その際は以下のポイントを参考にしましょう。

  • 特性を受け入れる: 自分の特徴を否定せずに、ありのままを受け入れましょう。
  • 環境を整える: 仕事や学習環境を整理し、集中できる環境を作ることが大切です。
  • 時間管理を工夫する: タイマーやスケジュールアプリを活用して、忘れ物や遅刻を減らしましょう。
  • サポートを求める: 周囲の人に特性を共有し、適切なサポートをお願いしましょう。
  • 専門家の支援を受ける: コーチングやカウンセリングを通じて、行動改善を目指しましょう。

ADHDの治療法とは

ADHDの治療には、以下のような方法があります。専門家と相談して、自分に合った方法を選びましょう。

1. 薬物療法

ADHDの症状を軽減するための薬が利用されます。主に中枢神経刺激薬や非刺激薬が処方されることがあります。

2. 行動療法

自己管理能力を向上させるための行動改善プログラムを受けることで、生活の質を向上させます。

3. 環境調整

学校や職場での環境を調整し、症状を管理しやすい状況を作る支援を受けます。

4. 親や家族のサポート

子どもの場合、親や家族がサポート方法を学び、協力して日常生活を支えることが重要です。

さいごに

ADHDは自身と周囲の適切な理解とサポートがあれば、十分にコントロール可能です。ただし、特性を理解せずに日々の生活を送っていると、その他の精神疾患を併発しやすいという特徴もあります。

症状が気になる場合は、早めに医療機関に相談し、自分に合った解決策を見つけましょう。

 

 

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